auには、スマホ本体の支払いが半額になるアップグレードプログラムがあります!
auでスマホを購入している人ならほとんどの人が加入しているはずです。
すごく安くなるお得なプランですが、落とし穴が。
実はアップグレードプログラムEXが足かせになり、「他のキャリア」や「格安SIM」への乗り換えのハードルはグンと上がります。
どういうことか詳しく見ていきましょう。
目次
アップグレードプログラムEXとは?
アップグレードプログラムEXには2種類があります。
①アップグレードプログラムEX(a)
24回払いの分割払いです。
12回払いが完了した時点で、機種変更ができ、機種変更をすると残りの支払いが免除されます。
つまり実質的に、機種代金が半額になります。
②アップグレードプログラムEX
48回払いの分割払いです。
こちらはプログラム料として、月額390円が課せられます
24回払いが完了した時点で、機種変更ができ、機種変更をすると残りの支払いが免除されます。
実質的に、機種代金が半額になります。
アップグレードプログラムEXでは旧機種は回収される
アップグレードプログラムEXでは、これまで使っていたスマホは回収されてしまいます。
アップグレードプログラムEXって割引ではなく実は、下取りなんです。
そう考えると半額まで値引きされるのって、あんまり大きな金額ではありません。中古で売ったとしても半額を回収するのは難しくありません
これでは、わざわざキャリアの値引きを受ける恩恵が何もありません。
アップグレードプログラムEXは何年縛り?
アップグレードプログラムEXは抜け出せない
お気づきの方もいるかもですが、アップグレードプログラムって他のキャリアへ抜け出せない仕組みになっています。
アップグレードプログラムの割引を受けるために機種変更する。
↓
割引を受けるために機種変更する。このとき、アップグレードプログラムに加入する
↓
1年後(2年後)、アップグレードプログラムの割引を受けるために機種変更する。
↓
・・・
以下、無限ループです。
機種変更が割引の条件になっているから、いつまでもauを使い続けることしかできません。
どこか途中で解約すると、機種代金の少なくとも半額を支払うことになります。
”乗り換え”のハードルは高い
上記の通り、アップグレードプログラムEXでは、解約して割引の適用を受けずに、他のキャリアなどへ乗り換えした場合には、少なくとも機種代金の半額が請求されます。
分割で払うと一度に請求されませんが、割引がない以上は、支払う金額は一括で払うのと変わりません。
安いスマホで契約している場合ならまだいいですが、iPhone8、iPhone Xなど高額のスマホで契約している場合が要注意です。
半額でも、4万~5万円になるからです。
2年契約の途中で、契約解除料(違約金)がかかる場合には、さらに+1万円で、乗り換え時に支払う額は、5万円~6万円にものぼります。
「解約して格安SIMとかに乗り換えようかな?」って思っても、結局は解約時に5万~6万円の支払いがあるという現実を前にすると、乗り換えを諦めてしまう人が多いと思います。
これこそが大手キャリアの2年縛りです。こうした仕組みを見ると2年縛り以上の強い縛りになっているという印象を受けます。
それでも格安SIMの乗り換えた方が安くなる?
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、月額利用料はだいたい半額ぐらいになります。
機種代金を除いて月額7000円ほどで契約している人なら、3000~4000円ぐらいで「同等のデータ容量・通話」のサービスを利用できます
それなら、何か月で解約時にかかる5万円、6万円といった金額を取り戻せるのでしょうか。
・・・
アップグレードプログラムEXを抜け出すために、6万円支払って解約したとしましょう。
7000円だった月額利用料が、月額4000円になったとすると、毎月3000円の節約になります。
6万円÷3,000円=20か月
20か月ぐらいで解約の金額を取り戻せるようです。
20か月後からは、毎月3000円得をする計算です。
長い目で見ると、格安SIMの方がお得であるとわかります。
もし20か月後からさらに5年間使ったとすると、18万円も得をする計算になります。
まとめ
アップグレードプログラムEXについて解説しました。
アップグレードプログラムEXは、基本的には機種代金が大幅に値引きになるお得なプログラムです。
ただその一方で、格安SIMなどへの乗り換えを考えると、簡単には抜け出せない、ちょっとしたハードルになっています。
もし、格安SIMへの乗り換えを考えているならば、高額な機種代金の残債をさっさと支払ってしまうのが賢明なようです。
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